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 「 おひさまクラブの思い出」 by ながしまさん

 

 

私が初めて【おひさま】を知ったのは、子供がまだ2歳になったばかりの頃でした。

一人っ子だったので、友達とたくさん遊べるよう、早めに幼稚園か保育園に入れたいと思っているときでした。

夕方、近くの公園で遊ばせていると、落書きだらけのバス(初代のバス)が止まり、泥んこだらけの子供がリュックと水筒を持って降りてきました。ちょっとショックを受けました。今時こんな子達がいるのかと。幼稚園や保育園はきれいな制服や帽子を競って着せている時代に。

でも、子供は子供らしく洋服を汚すことなど気にせず、一心に遊ぶべきもの。汚れたら、びしょびしょになったら、着替えれば済むこと。はじめから汚れていい格好をさせておけばいいのだ。

このバスこそ【おひさま】の足でした。このバスで毎日のように《お弁当を持ってお出かけ》したものでした。親も一緒によく乗せてもらいました。別所公園・武石川・市民の森・・・・・・・へと。

【おひさま】の特徴は、とにかく強制しないこと。

子供の個性を重んじて、のびのび、本当に自由に(自由すぎるという意見もありましたが)とことん遊ばせてくれる。四季折々の自然と心行くまで遊ばせてもらいました。

《食べることと寝ることは強制できない》と、お弁当の時間もかなり自由、お昼寝も自由。

でもこれって本当はスタッフにとっては大変手のかかることなのですよね。それくらいまだ年齢の小さな子供の育ち具合を受け入れてくれていました。

もう一つの特徴は、《縦割りのクラス分け》でした。大きな子から小さな子まで一緒のクラス。 大きな子が小さな子の面倒をみながら遊ぶ。まるで子沢山の大家族のように。

いま、早期教育が進んでいます。

が、こんな時代だからこそ、【おひさま】のように自然の中で、子供同士、心も身体もぶつけ合いながら無条件に遊び過ごせることが、人間として育っていくうえでとても大切なことに思えます。

【おひさま】に出会えて豊かな子供時代を我が子がすごせたことに感謝です。

                                     

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「おひさまクラブ」 by みかさん

 

3歳にも満たないひびきは、お弁当とオムツを持って、おじちゃんのバスに乗って出かけて行きます。

まだ早いかなと思っても、おじちゃん、おばちゃん、スタッフの皆のあたたかさにふれると、やっぱりここで遊んでもらいたいと思いました。

おひさまクラブでの思い出をたくさんつめこんでいるひびきも、もうすぐ20歳。

人間は生きていく間には楽しい事だけでなく苦しい事もたくさんあるのですから、子供の時に自然の中でいっぱい遊べた事は彼にとって宝だと思っています。

いつまでも子供達がいっぱいの宝を持って成長できるよう、おじちゃん、おばちゃん、おひさまにかかわっている皆さん、頑張ってください。

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